Breaful

革に余計な細工をしないで、革の美しい表情はそのまま残したうえで、ヒトが使うにあたって便利で使いやすい機能を加えました。

コインはもちろん、紙幣、カード類が収納出来て財布の機能を十分に充たすため、出掛ける際に、スマホと本製品だけを持って行くだけで、事が足ります。

「たつのレザー」の中で、たった1割しかない、最高の上質感と風格を持つ「本ヌメ革」を贅沢に使用しています。

タンニンを含む天然植物の渋成分で、鞣す（なめす）ことによって、皮から革へ変化させ、しなやかさと柔らかさが産まれました。

そして、太鼓と呼ばれるドラムマシンで、緻密な計算のうえで回すことによって、味わいのあるシボ（皺）にもこだわり、オイルをたっぷり含ませることによって、柔らかく、しっとりした手触りに仕上げました。

さらに、染料によって色付けする事によって、本ヌメ革としてのエイジング（経年変化）による「表情の変化」を楽しめます。

革の展示室にある、400種類の革の中から、一つ一つ、慎重かつ丁寧に吟味し、高級感があって飽きの来ない、永く愛用できる色調を選び抜きました。

そして、染料仕上げによる発色は、自然の風合いと、使い込むほどに出てくる艶を産み出します。

ダブルファスナーのため、内側のコインポケットがスムーズに開閉できるようにサイズ感を巧みに調整し、ダブルファスナーそれぞれの角の角度について、その機能性を最大限に生かすよう、何度もテストを重ねて、最適な角度のファスナー仕様に仕上げました。

そして、「レリップ」の製品の中でも、最小の部類でありながら、使いやすさにこだわった、高機能な製品のため、製造チームで協議を繰り返して課題を克服し、製品として完成させました。

日本の革造りに強いプライドを持つ熟達の職人(タンナリィー)と、丁寧な縫製に強いこだわりを持つ熟練の職人との連携した、一貫生産により、Breafulで取り扱う商品は、All Japanで作られています。

私たちが使用している革は、革素材のために大切な生命があやめられているのではなく、食肉の副産物として本来廃棄されてしまう皮を、タンナーの力によって革へと変質させ、革製品として日常生活に組み込まれています。 

牛の大事な生命から、肉だけでなく、革も余すことなく有効活用することによって、地球にも環境にも優しい、サステナブル（持続可能）な仕組み作りに貢献してまいります。